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マモちゃんのブログ

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究極の大陰謀 上

究極の大陰謀 上
デーヴィッド・アイク・著  三交社  2003年12月刊

はじめに

●《9・11》は、空前の覚醒の契機であった。あれから時代は大きく変わった。暗黒憎悪の無間地獄か慈愛あふるる「無限の大海」か、むそれは個々人の選択にかかっている。(中略)
 世界最強の「常任」大量破壊兵器保有国アメリカのワシントンとニューヨークを襲った史上最悪の死者3000人のテロ事件。世紀は変わり、初めて迎える秋2001年9月11日、日本――。
 「バベルの塔」崩壊の驚愕映像を凝視戦慄しつつ我が身のこととして、やり場のない深い悲しみと憤りと命のいとおしさに沈み込んだのではなかったか。またアメリカ人同様豊饒すぎる高度遊興消費生活を貪ってきたことへの悔悟の念がよぎったはずではなかったか。
 魂の奥に何かがはじけた瞬間だったのだ。
 〈なぜ? どうして? 誰が?〉
 あまりにも強烈すぎる衝撃で呆然自失、思考も判断も停止、皆目五里霧中、それを知るには、日本はなす術がない。

●アメリカ政府当局の対応は恐ろしく素早かった。あれだけの史上最悪の大惨事を「手際よく」起こされてしまった国土防衛警備の屈辱的不手際、失態でありながら、あたかも台本があるごとく犯人特定は実に「手際よく」短期間でこなした。ハイジャック4機自爆テロの実行犯は、アラブのイスラムテロリスト19名と実名入りで発表、首謀者はアルカイダを率いるオサマ・ビンラディンと断定。それもアメリカ一流のいつもの夜郎自大な常套手口、ろくに証拠を示さずに。
 そのオサマをかくまっているタリバン支配のアフガニスタンに《9・11》後わずか1カ月足らずの10月7日から手回しよく空爆開始、その2カ月後には「討伐」完了。この間、《9・11》テロとはまったく無縁無実の貧しく飢えた民間人老若男女3000名以上がなぶり殺された。(中略)
 そして日本――。WTCテロ症候群の精神的外傷(トラウマ)はひきずったものの不況ボケ。《9・11》テロ-アフガン戦争連鎖の背後にある構造を深く分析考察し、日本の歩むべき道、なすべき営為を熟慮提示することを放棄。ブッシュ大統領にそそのかされ、「2000年分の国賊」と指弾されても仕方のない「国民的人気」、構造改革(日本潰し)一本槍男、小泉首相の浅慮采配下の日本は理不尽かつ大義名分なき汚れたイラク侵略戦争の共犯者に成り下がっている現状だ。

●《9・11》以降、歴然とアメリカは途轍もない勢いと断固たる信念で、超テロ軍事独裁ファシスト国家の道を爆走しはじめている。
 日本も例外であるはずはない。《9・11》とは、世界規模の「新秩序」軍事独裁国家への序章に過ぎなかったのだ。
 では、どうすればよいか。これも本書は詳論している。
 もう時間がない。さあ、一刻も早く読み進めてください。

◎この「世界」は陰のネットワークによって巧妙に支配されている  [TOP]

●この世界には、いくつかの血流からなる強固な網状間組織(ネットワーク)がある。彼らは古代から近親交配を重ねて自分たちの血流を守りつつ、その一方で、全人類に対する支配を拡大してきた。今や全世界の独裁支配が彼らの視野に入り、ほぼ世界をまさにその手中にせんとしている。

●この世界には人類を支配する仕組みがあって、それを支えるいくつかの家系が陰からコントロールしている。そうした家系は古代のいくつかの血流から派生したもので、私たちとはDNAが違っている。(中略)
 これは、ほとんどの読者にとって非常に受け入れがたいものなので、まずはその前に、いろいろなことを十分に知っておいてもらわないといけない。ここでは、彼らの血統は私たちが普通に使う意味での「人間」のものではない、とだけ言っておこう。この「血流による支配」は現在も公然と存在している。最も明白な実例はもちろん、イギリス女王エリザベス二世だ。
 エリザベス二世が、ただパッキンガム宮殿にいるだけで国家元首としてのあらゆる権力と特権を握っていられるのはDNAのおかげだ。そうでなければ、玉座に座るどころかその掃除係がせいぜいだ。同じことはイギリス王家の他のメンバーにも言えて、彼らの間ではDNAによる血の濃さに従って、そのときどきの「君主」を頂点とする厳密な序列が決まっている。古代の記録を見ると、「半神」による「王家」の血流というものがあり、その血流が数千年前に支配者として王権をふるう地位についたことが確認できる。(中略)
 現代の政治、ビジネス、金融、マスメディアのトップたちも、やはりDNAによる同様の位階組織内で活動している者が圧倒的で、誰が何をするのかは、この位階組織が決定している。

◎バビロン発イルミナティ血族が君臨する大英帝国  [TOP]

●古代には、バビロンを本拠地とするある秘密結社のネットワークがあった。それが超秘密結社イルミナティだ。彼ら「血族」は、このイルミナティを通じて人類を操っている。(中略)
 この1694年、ウィリアムがイングランド銀行の勅許状に署名し、史上初の世界的金融システムが登場した。それ以来、銀行による融資と人為的に偽装された負債は、「血族」が世界を操るための主要な道具となっている。
 またこの年「血族」は、イルミナティの秘密ネットワークとともに活動拠点をロンドンに移した。そして登場したのが、もちろん大英帝国だ。だが、この文字どおりの大英帝国はイギリス人によるものではなく、イギリスに本拠を置くイルミナティ血族によるものだった。

◎全人類を中央集権支配へと操る「みえざる手」  [TOP]

●イギリスをはじめとするヨーロッパ列強の帝国支配が急速に世界へと拡大したことで、「血族」はすべての大陸に広がった(そのなかで今日、最も重要な意味を持っているのが北アメリカだ)。やがてヨーロッパ列強の帝国は衰退し、崩壊していく。特に20世紀には、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアなど、かつての植民地大陸で多くの国々が独立を勝ち取っていったように見える。だが、実際には、イルミナティ血流は、それまでの公然たる支配から、それよりもはるかに効率のいい、陰からの支配へとその手段を変えただけである。
 「見えざる手」によってさまざまな出来事を操作しておけば、大衆は、隠れた支配者の存在すら考えなくなる。ヨーロッパ列強による帝国が外見の上で崩壊していくなかで、イルミナティはアメリカを含めた旧植民地に「血族」と秘密結社のネットワークを残しておいて、それを使って世界を動かし始めた。それ以来、彼らは一貫して「旧」植民地での出来事をコントロールしている。
 これは、全人類に中央集権的な支配を強要するという超長期的人類家畜化計画(アジェンダ)の一環だ。この計画の柱は、世界政府、世界軍、中央銀行、そして単一通貨だ。その社会は、マイクロチップをすべての人間に埋め込んで中央コンピューターに接続し、老若男女を問わず、つねに全面的に監視することを基礎とするものだ。
 「論」とも言えないほど馬鹿げた陰謀論と思うだろう。しかし周囲を見渡せば、今どんなことが起こりつつあるかがわかるはずだ。特に《9・11》以後の動きはかつてないほど露骨なもので、まさに、ジョージ・オーウェルが有名な小説『一九八四年』で描いた「ビッグ・ブラザー(超支配者)」の社会が実現しつつある。

◎人類支配に使い勝手よいアイテムが盲目的信仰(宗教・イデオロギー)  [TOP]

●宗教は、数千年にわたって人類支配の構築に大きく貢献してきた。宗教は厳格な思想体系を作り出し、疑問を差し挟むことを許さない。信仰を強要するために恐怖、洗脳、隔離などの手段を用い、さらにはその宗派を信じない者を大量虐殺したりしてきた。さまざまな宗教はこの二千年間、人類精神の支配をめぐって相争い、イルミナティによる分断支配の機会を爆発的に増やしてきた。(中略)
 主な宗教がどこで生まれたか見てみるといい。そう、主な宗教はすべて、古代にイルミナティが本拠を置いていた中近東地域で生まれているのである。《9・11》以後、イスラム教が大衆操作に利用されているのは周知のことだし、その他あらゆる宗教も、それに適した状況下では同じように利用されている。
 だが宗教は陰謀そのものではないし、経済や政治やその他のものも同様だ。すべては複雑に絡み合った、大衆操作のための巨大な網の一部なのだ。その目的は、大衆を説き伏せて、自ら牢獄に入って鍵を投げ捨てるように仕向けることにある。
 イルミナティは宗教、政治、経済、人種や民族、文化など、あらゆる思想体系を通じて私たちに働きかけている。また主要な「論争」では、必ず両方の側に働きかけてくる。理由は単純で、争いが始まる前に結果を知ろうと思ったら、両陣営を自由に動かせなければならないからだ。

◎ブレジンスキーらが麻薬の儲けで創設運営のFEMA(連邦緊急事態管理庁)  [TOP]

●アメリカにおける国内独裁と国土管理のための備えとして重要なイルミナティ組織の一つが、連邦緊急事態管理庁(FEMA)である。FEMAは災害や緊急事態に対応するということになっているが、そんなことは活動内容のほんの一部にすぎない。政府機関として公式に予算が下りてくる活動がそれだというだけのことだ。実際のFEMAには、麻薬取引で数十億ドルにものぼる利益を上げているイルミナティ諜報機関から秘密裏に金が出ている。(中略)
 FEMA創設の中心人物はズビグニュー・ブレジンスキーで、デーヴィッド・ロックフェラーの命令で三極委員会を操る男だ。ブレジンスキーは1970年の著書『テクノトロニック・エージ 21世紀の国際政治』ですでに、一握りのエリートが政治的金融的権力と監視テクノロジーを使って国民を管理し、大衆を支配するだろうと予言していた。そんなことを自信を持って言えたのは、ブレジンスキーが計画の中味を知っていたからだ。

●FEMAとその付属機関は、大統領命令によって、「国家的事態」には生活のあらゆる面を管理する権限を与えられている。しかも、政府内にいるイルミナティのフロントマンは、いつでもそうした権力に訴えることができるのである。そうした状況になれば、FEMAは居住地や就業地を国民に強制することができる。人々は住む家を追われ、農地や企業も含めた財産を差し押さえられる。子どもたちから引き離されることもあるだろう。
 FEMAには、あらゆる通信、食料、エネルギー源、医療保障、財務、教育、福祉、交通機関、さらには個人所有の車まで奪う権限がある。郵政公社総裁は、老若男女のすべてに登録を命じることができる。さらに強制収容所ないし「仮収容所」のネットワークを管理するのもFEMAだ。そうした収容所はすでにアメリカにあって、イルミナティのファシストによる国家乗っ取りが完成した暁には、反体制派や「トラブルメーカー」を収容しようと待ちかまえている。アメリカに強制収容所? そう、あるのだ。これについては後で詳しく述べようと思う。

◎皮膚の色・出身国だけの証拠で起訴、裁判なしの不法拘束。  [TOP]
 次はアメリカ国民の番だ。

●《9・11》以来の外国人への扱いを見れば、米国内のアメリカ人の将来が、そしてその他の世界の人々の未来が見えてくる。当局は、およそ皮膚の色や出身国だけを根拠に、起訴も裁判もないままにアメリカ全土で多くの人々を拘束している。一部は明らかになっているが、大半は今も闇のなかだ。(中略)
 《9・11》以後、裁判も起訴もなしに勾留されている無実の人が全米でどれほどいるのかはわからない。司法省が数字の公表を拒否しているからだ。一般大衆には、誰が、どこに、どんな状況で拘束されているのか、まったくわからない。


(なわ・ふみひと)


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